益田赤十字病院 山内 真喜夫先生
益田赤十字病院 山内 真喜夫先生

Doctor profile
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山内 真喜夫 先生 Makio Yamauchi 益田赤十字病院 臨床研修医
益田市在住 / 東京都出身 / 島根大学卒業(2021年)
  • 島根県益田市にある「益田赤十字病院」で研修中の山内先生。将来は児童精神科医として、子どもたちの心の問題解決に寄り添いたいという夢に向かって、日々熱心に研修に取り組まれています。そんな山内先生に、趣味やプライベートの話を交えながら、島根で働く魅力やこれからの目標についてもお話を伺いました。
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山内 真喜夫 先生
Q.働いて感じる『島根で働く魅力』を教えてください。
穏やかな雰囲気のなか、皆さんの温かさと優しさに救われました。

 もともと地域医療に興味があったので、患者さんとじっくり関わりながら幅広い分野の医療や救急対応を学べる研修にとてもやりがいを感じています。少子高齢化が進み、益田は特にそれを実感する地域ですが、ここでの福祉対策がモデルケースとして全国の地域医療の先駆けとなれば良いなと思っています。
 島根に来て8年目。これまで他県も見てきましたが、慌ただしい都会と違って、島根は時間がゆっくり流れているように感じます。また温和な方が多く、皆さん温かく受け入れてくださいました。初めは慣れない仕事に緊張して、「お医者さん」という責任感にプレッシャーを感じる時もありましたが、患者さんが自分の子や孫のように優しく接してくださって、とても救われたことを覚えています。町で会っても、気さくに話しかけてくださるのも嬉しいですね。今は肩の力が抜けて、自分らしく患者さんと自然体で接することができるようになり成長を感じています。島根はゆったりと穏やかな雰囲気が心地良く、温かさと優しさに溢れた、とても住みやすい場所です。島根に来て本当に良かったと思っています。

イメージ
Q.毎日のルーティンやリフレッシュ方法を教えてください。
マラソンで島根の景色や季節を感じながら、心も体もリフレッシュ。

 体力維持のために普段から早寝早起き、運動や食生活も気を付けて健康な体づくりを意識しています。毎日往復6㎞くらい、家の周りを軽く走ってから出勤するのが朝のルーティンです。早朝の空気が好きで、周りの景色や季節を楽しみながら走ると気分も晴れてリフレッシュできます。マラソンをすることで縮こまった体がほぐれて、調子が整う気もします。すっきりして、本当に気持ちが良いですよ。
 また食事面でも健康を考え、平日は量も内容も節制しています。食べることは大好きなので、休日は自由に好きなものを食べます。真剣に考えて、じっくり選んだ食事は感動もひとしお。よくグルメ情報を見ながら美味しいもの巡りを楽しんでいます。

ルーティンやリフレッシュルーティンやリフレッシュ

津和野にある旬の野菜がふんだんに味わえて、体に優しいメニューが人気のカフェ「糧」

 

Q.休日はどのように過ごされていますか?
自分の気持ちとじっくり向き合う時間を大切にしています。

太鼓谷稲荷神社

 日々の生活を送る中で、潤いや刺激を忘れないことが大切だと思い、休日は自分の気持ちが赴くままに、色々なことをして過ごします。
 元気がない時は心温まる小説に癒され、穏やかな気分になりたい時は神社を散策し、澄んだ空気を味わいます。静寂な雰囲気に身を置くと心がとても落ち着きます。島根には有名な出雲大社をはじめ、美しい神社がたくさんあります。西部では柿本人麻呂が祀られている益田の「高津柿本神社」や、朱塗りが鮮やかな津和野の「太鼓谷稲成神社」がおすすめで、境内から一望できる津和野の街並みは壮観です。

 

 

 

 

Q.好きなことや趣味を教えてください。
コスプレはライフワークの一部。これからも子どもたちと一緒に楽しみたい。

 大学の学園祭を盛り上げようと、「カオナシ」になって客寄せをしたのがきっかけでコスプレにハマりました。今やライフワークの一部として欠かせないものとなっています。
 ネットや旅先で面白い衣装を見つけるたびに、どんどんグッズが増えていき…。収まりきらないものは、かわいく並べてインテリアとして部屋に飾っています!とにかくかわいい衣装に目がなくて、海外旅行では一目ぼれして買った大きな着ぐるみを詰めるために、トランクの中の服を全部捨てたこともあります(笑)。
 そしてついにコスプレ好きの噂が広がって、院内保育園の職員さんから、「ハロウィンイベントを盛り上げて欲しい」とリクエストをもらい、黒猫の仮装で参加することに!子どもたちを喜ばせたい想いで参加しましたが、一緒に楽しむうちに子どもたちのエネルギーに感化されて、自分自身も元気をもらいました。これからは他の保育園にも出かけて、活動を拡げていきたいと思っています。皆さん、ぜひ声を掛けてください!そして仲間も絶賛募集中です、ぜひ一緒に楽しみましょう!

コスプレコスプレ

 

 

Q.島根でどんな医師を目指しますか?
子どもたちが安心して、のびのびと未来に向かうお手伝いがしたい。

 以前から精神科の分野を深めたいと思っていたのですが、将来は児童精神科医として子どもの心の問題を治療する分野に進みたいと考えています。そのため普段から診察では、声の掛け方はもちろん、表情や声の調子、空気感などに気を付け言葉以外のイメージでも患者さんが話しやすい雰囲気づくりを研究しています。
 今年で研修医2年目。色々な診療科や連携病院でたくさんの経験をさせていただく中で、徐々に自分のやりたいことや、スタイルを掴めてきた感覚があります。精神病の要因には幼少期が大きく関わっていることも多く、スムーズな治療にはなるべく早い時期からのフォローが必要です。様々な環境の中で色々な悩みや問題を抱えた子どもたちが、のびのびと未来に向かって育っていけるよう、一緒に道を探し見つけられる医師になりたいです。

山内先生

 

My Favorite
  • かわいい猫やうさぎグッズ
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    かわいいものを集めるのが好きで、小さな置物を机にディスプレイしたり、服や小物、車まで色々なところに取り入れたりしています。眺めているだけで本当に心が癒されます。

  • 津和野の猫CAFEで寛ぐ時間
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    猫が好きで、ここではたくさんの猫と至福の時を過ごしています。猫のしなやかな姿も、すり寄って甘えてくる可愛らしさも、自由気ままに今を生きている感じも全て魅力的です。猫と触れ合いながら、いつか飼える日を夢見ています。

 

 

 

Q.島根で働く若者へメッセージをお願いします。
失敗を恐れずいろんなことにチャレンジしよう。

 島根は地域全体がとにかく温かく、皆さんに見守られている安心感があります。たとえ何か上手くいかなくても、お互いに受け止めカバーし合う寛容な空気感を感じます。また、あらゆる仕事を自分の裁量で行動できるチャンスがあるので、それだけやりがいも感じられます。だから、失敗を恐れずいろんなことにチャレンジして欲しいですね。
 自分が何をしたいか?できるか?わからず悩むこともあると思いますが、きっとどの選択も後悔はしないはずです。私を見かけたら初対面でも大丈夫なので、ぜひ声を掛けてください!島根で働く者同士、つながりをもって共に楽しく頑張りましょう!

 

益田赤十字病院 山内 真喜夫先生
益田赤十字病院 山内 真喜夫先生
施設紹介

 島根県最西端の益田市にある益田赤十字病院(284床)は、昭和29年に益田市外11村病院組合美濃共存病院から日本赤十字社に移管され、益田赤十字病院として開院しました。
 昭和32年に益田市赤城町に新病院竣工後、昭和46年に益田市乙吉町に新築移転、平成27年に同地で新病院が竣工し今に至ります。
 益田圏域の地域医療支援病院として「地域包括ケアシステムの構築」を進めるにあたり、益田地域医療センター医師会病院・津和野共存病院・六日市病院等と医療機能連携協定を締結し、様々な相互支援を行うことで急性期・高度急性期から慢性期まで一貫してケアできるよう連携を図っています。